の続き。
明日台風が来るとは思えん(2回目)。
途中、脇を通りがかった垂仁天皇陵。
同じく途中で近くを通りがかった喜光寺の本堂(国重文)。
途中道に迷いながらも、西大寺の南門に到着。
自転車を停め、東門から境内へ。
境内図。
石畳が敷かれた参道。いくつかのお坊を横目に進む。
四王堂。いくつかのお堂は中に入っての参拝が可能なので、ここでセット拝観券を購入。
765年に称徳天皇が四天王像を造立したのが西大寺創建のきっかけということで、その由来を伝えるお堂となっています。ちなみに現在のお堂は延宝4年(1674年)の再建。四天王像も足元の邪鬼のみが天平時代のものとのこと。ご本尊は十一面観音。右手に錫杖を手にする長谷寺式で、高さ6メートル近い巨大な像でした。
本堂。江戸後期の建築で、国指定重要文化財。堂内では御本尊の釈迦如来立像などを拝観できます。西大寺の有名行事「大茶盛式」で使用する大茶碗もありました。
本堂前には奈良時代の東塔跡が残っており、往時の西大寺の規模の大きさ(かつてはその名の通り東大寺と並ぶ存在だったとか)が偲ばれます。
本堂の向かって左に建つ愛染堂。
西大寺中興の祖である叡尊(興正菩薩)坐像(国宝)も安置されています。顔の造形がいわきのお寺にある興正菩薩像とほぼ同じで(ここの像が大元なので当たり前ですが)、ほんの少し地元との繋がりを感じました。
愛染堂の建物は、もと京都の近衛政所御殿を宝暦12年(1762)年に移設したものであり、軒丸瓦にはその名残を示す菊の御紋が誂えられていました。
その他の境内の建物など。
こちらは不動堂。ただし現地の奈良市教育委員会の看板だと護摩堂と名付けられています。寛永元年(1624)の建立。
本坊入り口。
鐘楼。幕末~明治期に摂津の多田院から移されたもの。建物時代は多田院の再興時期にあたる寛文年間(1661~1673)と推定。
最後に元々は正面入り口だったと思われる南門から。これで寺社巡りは締めくくり。
この後、大和西大寺駅前のサイクルステーションで自転車を返却して、近鉄に乗車。
分岐だらけの大和西大寺駅。
新大宮駅で下車し、荷物を預けていたJR奈良駅前のホテルに帰着。
ホテル内カフェでビルベリーチーズケーキ氷をいただく。
ビルベリーがどんなのかわかりませんが。
氷の中にはチーズケーキ。美味しかった。
あとは出発時間まで駅周辺をぶらぶら。
もう1回二月堂に行って夜景を見るプランもありましたが流石にもう足が限界。
旧奈良駅。
なんでもない夕刻の駅前も名残惜しい。
奈良駅ナカの売店でお土産とかアイマスクとかを買い込んで、19時前に奈良駅を出発。
20時30頃に京都駅に到着。
明日10時以降は全列車運休との掲示。旅行を切り上げて正解だった。
晩飯は地下街で売られていたおにぎりで適当に済ませる。行きでも立ち寄った京都タワー地下の大浴場で一日の汗を流してから、いわき行きの夜行バスに搭乗。
さよなら。いずれまた pic.twitter.com/AvvDq6R5fu
— のり (@nori1104) September 3, 2018
にっぽんの血液だ pic.twitter.com/ESJjqH0KQi
— のり (@nori1104) September 3, 2018
途中、滋賀のサービスエリアで休憩。駐車場に日野のラリートラックが停まっていたのが印象に残りました。
帰りは旅の疲れもあってか、車内でもぐっすり眠れました。
朝のいわき駅前に到着。帰ってきました。
人生初の奈良ということで、奈良公園とか唐招提寺とか、おおよそ奈良旅行の定番を履修する旅という感じに。どのスポットも素晴らしく、存分に楽しむことができました。あと、仏像では白鳳仏が好みだと気付けたのも収穫でした。
やはり台風のせいで斑鳩方面に行けなかったのは心残り。奈良国立博物館や東大寺ミュージアムにも行けなかったので、薬師寺東塔の改修が終わる2020年以降にリベンジに行きたいです。